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道教の神々のご紹介

十八代玉皇大帝

十八代玉皇大帝
◇神號 十八代玉皇大天尊玄靈高上帝關聖帝君 三國志の英雄にして天の神格化である道教の実質的最高神 ◇十八代玉皇大天尊玄靈高上帝 ◇南天文衡聖帝 上記の2枚の写真は台南にある小北拱福宮に祀られる南天文衡聖帝像 ◇逸話 十八代玉皇大天尊玄靈高上帝關聖帝君(じゅうはちだいぎょくこうだいてんそんげんれいこうじょうていかんせいていくん)とは三國志の蜀の國の英傑關羽将軍の神格化である。 義侠心に富み、その忠節を讚えられた關羽将軍は仁義礼智信の五徳
1. 華陽釈曹之仁(赤壁の戦いで敗れて華陽へ逃げる曹操を捕えたが、逃せば軍法により自らの死罪も免れない中、命乞いする曹操に情けをかけ逃がした慈しみの心)
2. 千里尋兄之義(劉備の元へ馳せ参じるため后を護衛しながら千里を駆けた忠義の心)
3. 秉燭達旦之禮(曹操の捕虜になる際に三つの条件を提示する。
1. 曹操に降伏するのではなく漢朝に降伏するのだということ。
2. 甘夫人の身の安全を約束すること。
3. 劉備の消息が分かり次第、劉備の元へ馳せ参じるということ。
4. そして三つの条件を曹操に承諾された關羽将軍は毎晩、寒い中、甘夫人の寝室の外で毎晩蝋燭を持ち見張りを続け尽くした禮節)
5. 水淹七軍之智(樊城の戦いにおいて川の水を氾濫させて魏軍の精鋭七軍(八万七千五百人の敵軍)を全滅させた叡智)
6. 單刀赴會之信(呉軍の魯粛との談合のため益陽に護身用の剣一振りだけを持ち単騎で敵軍に乗り込み敵すら偽りなく信頼した心)
7. 刮骨療傷之勇(麻酔もなく肉を裂き骨を刮る毒矢の治療を躊躇せず受けた勇ましさ)
などを貫き通した生涯だったが、死後、玉泉山で彷徨っていたところ僧侶が諭したところ、ようやく關羽将軍は悟りを得て成仏したという。以来玉泉山に神としてに祀られた。 現在は道教の最高神である玉皇大帝(太極聖皇 玄靈高上帝)の位に就かれており玉帝、天公、關皇とも呼ばれ紫微垣の裏の火の正氣を象徴し三十六天、三千世界、七十二地、仙界、神界、佛界、日月星辰、 億萬生霊、天地万物を統御する宇宙最高神であり諸神を統率し五常八徳、文武雙全(文武両道の意)を司る。 正統道蔵によれば「雷部斬邪使興風撥雲上將馘魔大將?國都統軍平章政事崇寧眞君關元帥諱羽 字雲長」や「?都大威?大忿怒統天禦地殺鬼馘魔大將關羽」などの神号に封ぜられたといわれている。 1863年頃、「南天文衡聖帝」(南方を統御し火、朱雀、九などを象徴する)の職に就かれていた際に神仙界の総選挙で三教聖人の推薦により十八代玉皇大帝(關聖玉皇 玉皇大天尊玄靈高上帝)の位に昇格される。
* 【鸞門】(道教の一つの流派 一貫道)では「玉皇大天尊」「玄靈高上帝」などの尊号が贈られている。
* 【儒門】では「五文昌」(關聖帝君、文昌帝君、孚佑帝君、魁斗星君、朱衣星君)の一角に数えられる。
* 【白教】(?舉派(藏文:???????????,藏語拼音:Kagyu 或 Kagyupa,威利:bka'-brgyud))では「?瑪漢神」に封ぜられている。
* 【佛教】では「伽藍菩薩」と呼ばれ如来や菩薩を護法する菩薩に封ぜられている。
* 【密教】では「馬頭観音」の眷属の「紅面獄主」又は「紅司命主」に封ぜられている。
* 【道教】では「蕩魔真君」「伏魔大帝」などの除災、伏魔の武神に封ぜられており 清代の順治皇帝からは「忠義神武靈裕仁勇威顯護國保民精誠綏靖翊贊宣徳關聖大帝」の神号が贈られている。
* 【民間】では「恩主公」「武財神」と呼ばれている。 別名「關夫子」「關帝」「關帝爺」「武聖帝君」「武聖人」「武聖君」「山西夫子」「帝君爺」「協天大帝」「關羽」 「關壯繆」「文衡聖帝」「翊漢天尊」「護法爺」「伽藍爺」「三界伏魔大帝」「武安尊王」「恩主公」「關恩主」 「蓋天古佛」「崇護真君」「五天聖帝」「崇富兵君」など 天の神格化とされ、全知全能を司る。 聖誕祭は農暦(旧暦)の1月9日である。
* 第一任玉皇大天尊 - 玄玄高上帝 黄老君(コウロウクン) 任期十甲子、紀元前3734-3134(混沌期)
* 第二任玉皇大天尊 - 玄元高上帝 紫微帝君(シビテイクン) 任期七甲子、紀元前3133-2713(混沌期)
* 第三任玉皇大天尊 - 玄明高上帝 大寰教化聖主(ダイゲンキョウカセイシュ) 任期五甲子、紀元前2712-2412(帝嚳)
* 第四任玉皇大天尊 - 玄微高上帝 鴻鈞老祖(コウキンロウソ) 任期四甲子、紀元前2411-2171(夏朝太康)
* 第五任玉皇大天尊 - 玄寰高上帝 星化帝君(セイカテイクン) 任期七甲子、紀元前2170-1750(夏ー商)
* 第六任玉皇大天尊 - 玄中高上帝 炁原天尊(キゲンテンソン) 任期三甲子、紀元前1749-1569(商太戊)
* 第七任玉皇大天尊 - 玄理高上帝 光華聖主(コウカセイシュ) 任期三甲子、紀元前1568-1388(殷商盤庚)
* 第八任玉皇大天尊 - 玄天高上帝 大羅祖師(ダイラソシ) 任期二甲子、紀元前1387-1267(殷武丁)
* 第九任玉皇大天尊 - 玄運高上帝 精一天師(セイイツテンシ) 任期二甲子、紀元前1266-1146(殷商紂)
* 第十任玉皇大天尊 - 玄化高上帝 延衍祖師(エンエンソシ) 任期六甲子、紀元前1145-785(周宜王)
* 第十一任玉皇大天尊 - 玄陰高上帝 北華帝君(ホッカテイクン) 任期三甲子、紀元前784-604(周定王)
* 第十二任玉皇大天尊 - 玄陽高上帝 廣度眞王(コウドシンオウ) 任期七甲子、紀元前603-183(漢)
* 第十三任玉皇大天尊 - 玄正高上帝 度化天尊(ドカテンソン) 任期八甲子、紀元前182年-298年(晋恵帝)
* 第十四任玉皇大天尊 - 玄炁高上帝 伏魔世祖(フクマセソ) 任期八甲子、299-779年(唐代宗)
* 第十五任玉皇大天尊 - 玄震高上帝 興儒天尊(コウジュテンソン) 任期四甲子、780-1020年(宋眞宗)
* 第十六任玉皇大天尊 - 玄蒼高上帝 救世天王(グゼテンオウ) 任期九甲子、1021-1561年(明世宗)
* 第十七任玉皇大天尊 - 玄穹高上帝 妙樂國王(ミョウラクコクオウ) 任期五甲子、1562-1862年(清同治)
* 第十八任玉皇大天尊 - 玄靈高上帝 關聖帝君(カンセイテイクン) 任期中 1863年-現在まで連任中
* 『道門寶典玉皇大天尊玄靈高上帝大解冤經』[要文献特定詳細情報] 桃園縣八徳市新興路162號 電話(03)363-1478
* 『關聖帝君應験桃園明聖經』[要文献特定詳細情報] 発行所 瑞成書局 台中市東区天乙街107號 電話(04)2280-8033
* 『玉皇普度聖經』[要文献特定詳細情報]扶鸞著作 元始天尊降筆扶鸞於 南天直轄鸞堂臺中聖賢堂 発行者 財団法人臺灣省臺中聖賢堂 聖賢雑誌社 臺中市北区邱暦南巷61號之1 電話(04)2232-3764
* 『玉皇大天尊玄靈高上帝、玄穹高上帝 關聖帝君寶經合册』三頁〜九頁 香林藝苑 高雄市三民区清明街33號 電話(07)3221-1588

◇玄靈高上帝、南天文衡聖帝、關聖帝君が祀られる道教寺廟
・祀典武廟
住所:台南市中西區永福路二段229號
電話:886+952-127879

・普天宮
住所:新竹市高峰路306巷66號
電話:03-5215553
http://www.guchi.com.tw

・行天宮
住所:台北市中山區民權東路二段109號
電話:(02)25027974
https://www.ht.org.tw
※写真

・太上混元道府
住所 : 新北市新店區中興路一段70號1樓
電話:02-29170642
http://www.201099.tw/about-us.html

・無極天元宮
住所:新北市淡水區水源里北新路三段三十六號
電話:(02)2621-2759
http://tyk.ehosting.com.tw

・玄靈高上帝爺廟
住所:桃園縣八?市大福街129之1號
電話:03-366-6395
http://slg.mynet.com.tw/aboutus.php

三清(さんちん)

三清(さんちん)
道教の最高神であり代表的な神々である。元始天尊 <画像中> 、霊宝天尊 <画像下> 、道徳天尊(太上老君) <画像上> を配した3神のこと、御神符の上に書かれているレ点はこの3神のことをあらわす。三清境に住み、玉清境(清微天)という場所には元始天尊が、上清境(禹余天)という場所には霊宝天尊が、太清境(大赤天)という場所には太上老君がそれぞれ宮殿を構えて住んでいると伝えられている。

玉皇大帝(ぎょっこうたいてい)さま

玉皇大帝(ぎょっこうたいてい)さま
天の神格化した象徴とされ、神学的には三清よりも下位だが、四御(三清を補佐する4柱の天帝)の一角で民間道教では、事実上の最高神といえるほどに篤い信仰を集めてる神格で、天界三十六天(大羅天、三清境、上四天、無色界、色界、欲界)のあらゆる神仙を統御し、すべての人間の行いを算定して運命を決定すると言われている。正式名は玉皇大天尊玄靈高上帝(ぎょっこうだいてんそんげんれいこうじょうてい)だが民衆では天公、上帝、天帝、など呼び名は様々であり、現在は關聖帝君さまが十八代目だと伝えられている。

玄天上帝(げんてんじょうてい)さま

玄天上帝(げんてんじょうてい)さま
北天師、真武大帝、玄武星君とも言われ、北極星の象徴であり、元始天尊の化身、大極の分身とされ、二十八宿神のうちの北方七宿、すなわち室、壁、斗、牛、女、虚、危宿を合わせた玄武を神格化したもの。玄武は亀と蛇が交わった形象も持つので神像の下に亀と蛇を置き、もしくは蛇の絡みついた亀を玄天上帝のとする。北栄の時、皇帝の忌み名を避けて真武と改め真武大帝と称するようになった。北方鎮守の神、水神として信仰されたが、亀蛇が甲鱗を有することから武神としても信仰された。玄武は元来、青龍、朱雀、白虎とともに四神として信仰されていたが北宋以来、歴代皇帝の庇護のもと盛んに信仰されるようになった。六丁六甲の神将と七十二地将を従えて悪鬼妖魔を退治する神である。足元に亀と蛇(玄武)を踏みつけているのが特徴。

張天師(ちょうてんし)さま

張天師(ちょうてんし)さま
蜀の鶴鳴山で修業し仙道を修めたとされ、道教諸派の祖・張道陵の神格化であり、別名、南天師、張府天師とも言われ、天界では玉皇大帝を補佐する役目であり魔除けの御神符などにもたびたび登場する。
おもに正一派の信仰のさかんな中国南部、台湾で重んじられている。多くは虎にまたがり剣を振り上げた姿が特徴的である。

五路財神(ごろざいじん)さま

五路財神(ごろざいじん)さま
趙元師を本尊に、招財、利市、招宝、納珍の五神で金銭を司る神々であり、財をもたらす神として深く信仰され財利符などに、よく見られる。財運に最も霊験あらたかな神だが武財神でもあり中国や台湾などでは岳飛、温瓊、馬靈官とならぶ四壇元帥の一人で冥界で靈魂や悪霊の管理をしたり民間では疫病をつかさどる瘟神として信仰されているがもとは秦の時代の人物で、始皇帝のときの乱世から逃れて山中で修行をはじめ、仙薬を練る張天師の守護をした功績から正一玄壇元帥の称号を与えられたといわれている。
別名趙公明、玄壇元帥など

福徳正神(ふくとくせいじん)さま

福徳正神(ふくとくせいじん)さま
土地公とも呼ばれ、土地に関する神だが、人々の生死や財務を司る神でもある。主に人々の財を与える福の神として民間では親しまれている。

中壇元師(ちゅうだんげんすい)さま

中壇元師(ちゅうだんげんすい)さま
別名、哪吒太子(なたたいし)封神演義、西遊記でもおなじみの天界きっての暴れん坊。
足元の風火二輪を踏んで空中を自在に飛び回る三頭六臂の童子神で、7歳のとき東海龍王の巡海夜叉と竜王の三太子を殺してしまい、父の怒りをうけ自らの肉と骨を切り自決したが、冥府をさまよう哪吒の霊魂に対し、太乙真人が蓮の花に金丹を入れ肉体とし、1丈6尺の少女のような容姿の体で再生した。父とは燃灯道人がとりなし和解。ルーツはインドの地神・財神クベーラ(毘沙門天)の子のナラクベーラとされ、吒塔天子(毘沙門天)の三男として登場している。
哪吒太子は普段は玉皇大天尊さまの側で使いをしており、中国、台湾では強力な降魔辟邪の童子神として絶大な人気である。

五雷元師(ごらいげんすい)さま

五雷元師(ごらいげんすい)さま
五雷元帥は古来より、天刑の執行者として恐れられた。雷に打たれるものは天の意五雷とは、天雷、地雷、水雷、神雷、社来の五つを司る神であり、五雷院、駆邪院、万神雷司、雷霆都司、雷霆部司の雷部都府の神々を総称して雷部天将とも言う。
この雷部天将たちは思を損なう者であり、俗に親不孝の者や、罪を犯したもの、食べ物を粗末にする者を狙い撃ちにして天罰を与える。
別名、雷公、雷神爺。

九天應元雷聲普化天尊(きゅうてんおうげんらいせいふかてんそん)さま

九天應元雷聲普化天尊(きゅうてんおうげんらいせいふかてんそん)さま
すべての雷神を従える最高神であり、生あるもの祖で万霊の師とされ、人々の生死から世界の盛衰までをも掌握する。三清(元始天尊、霊寶天尊、道徳天尊)以外のすべての神々は、この神の承認なしに政令を執行することは許されず、悪行をなす者には問答無用で落雷によって容赦なく懲らしめ、善人は慈悲の心で御加護を受けられるといわれている。また人間の苦悩を救ってくれる神でもあり、地獄に落ちた人間を救う権限を持っている。三清境のひとつ玉清境にある雷城に住まい、五雷、十雷、二十四雷、三十六雷を掌握し、人間の生殺与奪権を握っている。別名雷帝とも呼ばれる。
現在の雷帝は「封神演義」の中の殷(いん)の将軍の聞仲(ぶんちゅう)が雷帝に封ぜられている。雨を司る神でもあり
「九・天・應・元・雷・聲・普・化・天・尊」この十文字自体に神力を宿しており
この文字を一たび唱えればあらゆる災厄を避けることができるといわれている。

黄帝(こうてい)さま

黄帝(こうてい)さま
漢代に司馬遷が著した『史記』によれば、少典の子、姓は公孫、名は軒轅という。
牛身の怪物、蚩尤との闘いで逼迫していたとき、九天玄女から授かった靈符や兵法を用いて蚩尤を倒したという。
中国をすみずみまで統治した黄帝は天文や暦、舟、竈をつくり、道徳を定めたという。西王母、東王父とともに、五老の一角にもかぞえられることがある。
別名黄老君。

紫微大帝(しびたいてい)さま

紫微大帝(しびたいてい)さま
北極星の神格化で、北極星を中心とした天域にある紫微宮に住まう。太古より信仰されていた神で、日月星辰や四時の気候をつかさどる。玉皇大帝と並び、三清を補佐する四御の一角でもある。
別名 中天北極紫微太皇大帝。

西王母(せいおうぼ)さま

西王母(せいおうぼ)さま
女仙と女神を統べる聖母であり、崑崙山上に住むといわれている女神で、すべての女仙の元締めとされている。不老不死を望む漢の武帝の宮殿に降臨し、三千年に一度咲くという仙桃の実を献じたといわれている。また西王母の仙桃を食べて寿命が3000年も延びてしまい、不老不死を手にしたのは孫悟空(斉天大聖)だといわれている。
別名 瑤池金母、王母娘娘。

九天玄女(きゅうてんげんにょ)さま

九天玄女(きゅうてんげんにょ)さま
唐代から宋代にかけて信仰された戦いの女神。黄帝の師、聖母元君の弟子ともいわれ、黄帝が牛身の怪物蚩尤との戦いで苦戦しているとき、天より顕れ靈符と兵法を授けた。おかげで黄帝は蚩尤に勝てたという。英雄が絶対絶命の窮地に陥ると天より舞い降りて「九天玄女兵法」や「九天玄女戦法」などを授けるといわれている。

斗母元君(とぼげんくん)さま

斗母元君(とぼげんくん)さま
もともとはヒンドゥー教の神マリーチーが由来だといわれている。
古くは一群の風神マルトの主といい、また創造主プラジャーパティの一人であり、陽炎、日の光を意味することばである。
その昔、帝釈天が阿修羅と戦ったとき、日と月を守ったという。自らは陰形、つまり姿を見せないが、この神を念ずると、他人はその人を「見ず」「知らず」「害することがなく」「欺くことはなく」「縛することもなく」「罰することがない」という。その姿は八臂の異形であり、衆生に難が起こったときは西天摩利支天大聖に変じて戦うといわれ、あらゆる災難を排除し利益を与える存在である。北斗七星の母とされ周御王の妃の紫光夫人であり、天皇大帝、紫微大帝を生み、貪狼星、巨門、禄存、文曲、廉貞、武曲、破軍の七星を生んだとされる。なん人たりとも、実体の無い陽炎の神格化である斗母元君には危害を加えることすらできないため、戦においては無敗の神として奉られた。
別名 斗母洪恩天后円明道姥天尊。

太歳星君(たいさいせいくん)さま

太歳星君(たいさいせいくん)さま
道教に伝わる怨神であり、古来中国の天文官達は太歳星君のもたらす災いを避けるため、とりわけその年の太歳の方位に注意したという。
太歳を恐れる信仰は長く、古くは後漢の王充が「論衡」で取り上げている。太歳は天上の木星と呼応して土中を動く肉の塊として考えられ、住居を建設するときは決してこれを犯してはならないとされた。
「太平広記」には太歳の祟りを信じず地下から掘り起こしたために一族滅亡となった家の説話が記されている。
この太歳信仰を人格化したのが太歳星君であり、またその名は「道法会元」や「三教捜神大全」他、多くの文学資料で殷郊または殷交(殷元帥)だとされている。『三教捜神大全』には太歳殷元帥の項があり、それによると殷の紂王の子で、母親の姜皇后が巨人の足跡を踏んだことで孕み、産み落とした肉球を切り裂いたところ誕生したという。後に周の武王が紂王を討つのを援けた為、玉帝によって太歳神の位に封じられた。
同様の説話は元代の歴史小説「武王伐紂平話」にも登場する。また明の神怪小説「封神演義」では、易姓革命の際に殷に加勢し周に討たれた殷郊が姜子牙によって太歳に封じられたとされている。
したがって中国や台湾では、その年の「太歳」にあたる人と「沖太歳にあたる」は必ず太歳符を奉り安泰儀式を行って1年間を平安を祈ります。(燃やす場合は金紙と一緒に燃やします。)
天の気をあらわす十干(甲乙丙丁戊己庚辛壬癸=五行を陰陽の二気にわけたもの)と、地の気をあらわす十二支(子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥)を組み合わせた六十干支の神格化された六十元辰を従えている。
別名 太歳、太歳元帥、太歳神。

保生大帝(ほせいたいてい)さま

保生大帝(ほせいたいてい)さま
医術の神。宋の時代の名医、呉本という人物で、あらゆる病気を治すといわれていた。
学問を修めたのち、崑崙山に昇り、西王母のもとに七日間とどまり、凶神悪煞の仙法と死者をも蘇らす御符も授かり、符咒術によって白骨化した遺体を元の人間に蘇生させる秘術を伝授された。
あるとき時の皇帝から皇后の診察に呼ばれたが、皇帝は呉本を試す為に柱に糸を巻きつけ「隣室から糸越しに皇后を診断しろ」と無理難題をつきつけたが、呉本は糸の先に柱を見破り、さらに皇后の症状にあった仙薬を調合した。
するとたちまち皇后は全快し、皇帝は彼に保生大帝の称号を授けたという。

月老神君(げつろうしんくん)さま

月老神君(げつろうしんくん)さま
縁結びの神。布袋を下げた白髪白髭の老人で「運命の赤い糸」が入っている袋と結婚相手の名が記された婚縁簿をもっており、
そこには将来の結婚相手の名が記されており人々の和合させる権限を持った唯一の神である。
別名 月下老人、月下神君。
鮑義忠 風水セミナー